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ねずみの牛乳配達員チャムは、朝からローラースケートに乗って、町中を周っています。

チャムは、家族と古ぼけた家の屋根裏に住んでいます。

チャムは、町の人気者です。

チャムの誕生日に、町の動物達がパーティーを開こうと決めました。

熊のノアが魚を、

リスのピッピがクルミを、

ウサギのミミが人参を、

サルのバールがバナナを持ち寄って集合します。

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チャムは、時間を焦っていました。

仕事が終わるか心配でした。

いつもより、ハラハラしていました。

その時です。

チャムは、曲がり角からきたダンプとぶつかってしまいました。

 

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チャムは、角に立っているミラーを、よく見ていませんでした。

チャムは、足から血を流していました。

心優しい運転手は、病院まで連れて行ってくれました。

そして、パーティー会場まで車に乗せて行ってくれました。

パーティー会場に集まったみんなは、すぐ、かけよってきました。

心配そうにチャムを見ていました。

その中には、チャムの家族の姿もありました。

みんな、涙を流していました。

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運転手は、いい仲間、いい家族に恵まれたチャムを羨ましく思っていました。

運転手は、思いつきました。

『そうだ。僕は何のプレゼントも持っていないけど、

君の為に何かしよう。

事故が、もう2度とおきないように、

あの角のミラーの横に、看板を作っておくよ。』

そう言って、会場を後にしました。

次の朝、チャムは看板を見に行きました。

可愛らしいねずみのイラストの横に、

『危ない。曲がり角に、ごチュウいを。』

ねずみのチュウちゃんより。

と、書いてありました。

 

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