ある女の子の部屋がありました。

その女の子の部屋の窓は、キレイにふいてありました。

別の女の子の部屋の窓は、ホコリまみれでした。ある時、鳥がぶつかってきました。

女の子は、心配して、看病をしてあげました。

すると、『私の産む卵を、お礼にとって下さい。』と、言いました。

女の子は、貧乏で、卵なんて高級なものを買えなかったので、喜びました。

でも、鳥のことを思い、6個産んだ中の、1羽分だけをもらいました。

女の子は、1羽分を街で売り、お金に換えてお母さんに渡しました。

お母さんは、涙を流してお礼を言いました。でも、それだけではありませんでした。

鳥は、卵がとれる度に、女の子に渡し、女の子の家は、町でも有名な家へと変わりました。

今でも、女の子の部屋の窓は、ピカピカ輝くように、きれいにしてあります。