トットトという、ある少年は山の奥から、

リスを1匹捕まえて帰ってきました。

でも、お母さんとお父さんに反対され、

元の位置に返すよう言われました。

でも、少年は、そのリスが大好きになりました。

そして、家の裏で、こそっと飼うことにしました。

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リスも、その優しい少年を、父親のように慕いました。

トットトの家は、自給自足の家でした。

食料は、畑の中から掘り出して食べます。

ある晩、

大雨と洪水に遭い、畑で蒔いたばかりの種が、ぐちゃぐちゃになりました。

お母さんは『また、来年咲かそう。』と、ガッカリしていました。

リスは、自分で何か出来ることはないか悩んでいました。

『そうだ。種だ。』

ぐちゃぐちゃになった畑を掘りおこし、大切に種を蒔きました。

魔法の力を借りて…。

 

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それから、朝がきました。

みんな信じられない様子でした。

大根の葉っぱが1cmくらい、畑を覆っていました。

『これは、どういうことなの?お前なの?』

お母さんは、リスを抱きしめました。

 

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そして、『お前の名前は、どうしよう?トットト、考えときなさい。』と、言いました。

『やったぁー。これで、僕と一緒に布団で寝れるね。』

トットトは、すぐ、リスをシャンプーで洗って、ピカピカにしてあげました。

リスは、みんなが抱きしめるから、ちょっと恥ずかしいのと、

今まで味わったことのない家族の優しさの、両方を味わっていました。

今でもせっせと、畑を耕しています。